ビジネスモデル2.0図鑑
1.経営資源の4要素
ヒト:新たな企業や業界、人を巻き込む
モノ:物の本質的な価値を再定義する
カネ:これまでお金にならなかった、新たなお金の流れをつくる
これらのうち1つ(あるいは複数)を根本から刷新することで、新しい仕組みが生まれてくる。
2.生き残るビジネスモデル
重要ワードは3点
・創造性➡逆説の構造
・社会性➡八方よし
・経済性➡儲けの仕組み
・逆説の構造
➡創造性
①起点(事業領域)から定説(現状の当たり前のこと)をとらえる
②定説から逆説(異なる発想)を生み出す
※逆説は一つとは限らない
③逆説を起点と組み合わせる
↓
起点って普通、定説だよね
でも対象は逆で逆説なんだ
ポイント
・逆説が非常識的であるほど、成り立たせることは高度な仕組みが必要で、
成り立った時にはより価値がある
・定説は移り変わっていく。なので時代の変化に合わせて何度も定説と逆説を
繰り返し変化させていく必要がある
・八方よし
➡社会性
創造性や収益の仕組みが素晴らしくても、社会性が欠落していては、長続きはしない
ex)仕組みは画期的で収益が出ているが、環境汚染につながっているモデル
・儲けの仕組み
➡経済性
企業活動は、純資産と負債で集めた資金(B/S右側)を、資産(B/S左側)に変換することで、顧客に価値を提供し、結果的に利益を生む構造。つまりビジネスの根幹は資産への変換にある。
3.なぜ、経済性(収益)だけでなく創造性、社会性が必要なのか
①創造性
Q.資本→資産への変換の中で創造性はどこに入るのか?
A.無形資産
➡ブランドや信用、人材、アイディア、ノウハウなど(別名:のれん)
・ B/Sで記載されない資産
・無形資産はお金だけでは得られない
↓
「無形資産」こそ企業価値の源泉
②社会性
Q.資本→資産への変換の中で社会性の役割は?
A.まだ財務諸表に表れていない将来的なリスクにアプローチすること
➡リスク情報、サステナビリティの課題など
↓
非財務を無形資産へ
参考:ビジネス2.0図鑑